2004/04/11

『光とともに』

■春休みから仕事で一太郎を使っています。ワード使いの私にはこれがなかなかなじめません。書きながら考える私はとくに表の融通がきかないことに参っています。マニュアルを読んでもわからない。引き継いだファイルは余計にわかりません。仕事の効率は極めて低い! 一太郎のファイルはワードで開くことができるし、また、ワードのファイルは一太郎でも開くことができる。それでもどこまできちんと開けることができるのかわからないので結局使い分けることになる。このLavieには一太郎が入ってないので勤務先のパソコンでしか仕事ができない。つまり、持ち帰れない。いや、持ち帰らなくてもいいようにしよう。すると結局休憩時間に仕事をすることになる。ワードも一太郎もプレインストールされたパソコンを与えておきながらどうして一太郎のファイルと指定されるのだろう!?
■昨夜から今朝にかけてこのLavieに何かあったようで、HomePageBuilderのFTPデータ(アップロード設定)が全てなくなってしまいました。 ひとつひとつ設定し直す羽目になりました。最後に頼りになるのはやっぱりメモ、ハードコピーです。
■古本屋で1時間余り丹念に背表紙を見ていました。今日買ったのはテンプル・グランディン著『自閉症の才能開発Thinking in Pictures~自閉症と天才をつなぐ環~』(学習研究社1997)と春山茂雄著『脳内革命~脳から出るホルモンが生き方を変える~』(サンマーク出版1995)です。あと、遺伝子の本も興味津々でした。自閉症スペクトラム障害の人たちのものの感じ方はご本人たちに聞くのがいちばんです。そして、すべては脳にありと、今のところそう考えています。
■コンビニに戸部けいこ著『光とともに』(秋田書店)がおいてあってびっくりしました。でも、テレビでドラマが始まるから売れ筋と読んでの品揃えですね。日本テレビ系で14日水曜日午後10時から始まります。自閉症スペクトラム障害のことが原作通りきちんと伝わるでしょうか。そして、今こそ地域にサポートへの理解を呼びかける絶好のチャンスとして動き出す時です!

スターバックス

■先日スターバックスに行く機会がありました。タンブラーをひとつ買いました。ボディはゆるやかな曲線のデザインに変わっていました。エレガントです。スターバックスは私にとってもうひとつの空間です。ジャズが静かに流れる店内は自分のアイデンティティーを実感します。私のオーダーはいつもカプチーノです。同じカプチーノをオーダーする人がいると、ふと、どんな文脈の人かな…と想像してしまいます。
■ミュージック・ケア初級総合研修三重会場が最小履行人数をクリアして実施と連絡があってホッとしています。研修主任の野中千枝先生が来ていただけることもあってクオリティの高い研修になります。サポートスタッフとして参加できることを幸せに思っています。
■FOMAの取説を見ていたらPCとの接続ソフトが同梱されていることがわかりました。FOMAはPCと接続しなくても使えますがバックアップやデータ通信などPCとの連携を標準と考えて企画されているわけです。

2004/04/09

「冬のソナタ」の音楽

■「冬のソナタ」のクラシックバージョンを聴いています。ドラマは先週初めて見ました。ドラマの演出は見えるものの韓国の日常が感じられてとてもいい印象でした。でも、音楽はちがう。音楽だけ聴けば日本のドラマと何ら変わらない。ところが、日本の音楽もまた日本の伝統音楽ではないから事態は複雑だ。音楽は素敵だけど人が受ける印象を大きく変えてしまう影響力があります。音楽は好きだけど音楽に溺れるだけではいけないと思う。そして、音楽の仕事をしている者の責任は大きいことを自覚するべきだと思う。
■リビングのテーブルに太宰治の『人間失格』があって、ふと、古いことを思い出しました。私にとっては古いことではないのですが…この本を「嫌だ!」と言える世代のなんと頼もしいことか!

2004/04/07

青いバラ

■日曜日は朝から出張で山間部の重度心身障害者施設に行ってきました。櫛田川を見下ろす山腹を切り開いたロケーションは桜の頃とあってしばしその風景に見入ってしまいました。
■春休みのポコ・ア・ポコは2回だけでしたが実り多いセッションでした。2回とも7~8家族の少人数で、子どものことがよくわかって、そして、子どもたちもお母さんたちもリラックスしてみえました。
■今日、知人宅でブルーのバラを見せていただきました。切りバラで買ったとのこと。深くて、でも、明るいブルーで見ているとすい込まれそうです。素敵な色でした。そのバラを他の花たちとコップにアレンジするセンスにもため息が…! ベースはピンクのバラだと思いました。ブルーのバラは作れないとのこと。最相葉月の『青いバラ』(小学館2001)はバラの育種にまつわる人の想いの深さを教えてくれます。「丹精の薔薇を切る園丁の瞳…」
■青、といえば、閉店後の店内をブルーにライトアップする絵や額を扱うお店が市内にあります。いつも車で通り過ぎるだけですがとても素敵です。そして、東郷青児の絵を集めた京都の喫茶店「ソワレ」…昨年12月に京都に行ったとき、学生の頃と同じたたずまいで同じ所にあってとてもうれしく思いました。ここも店内はブルーのライトアップです。

欲しい

私は欲しい
視界から瞬時に消える
かもめの胸を

私は欲しい
ひきがねにかけられた熱い指を
丹精の薔薇を切る園丁の瞳を
岸壁に傷つく海のわき腹を

身をこがす
激しい愛の魔術が
嘘のように白く解ける一瞬のその清らかな顔を
私は欲しい

ふたたび
私はのぞまない
ただいちど
ひとが出会う
死の刹那
その心を
私は欲しい

村松英子1971『一角獣』より

2004/04/03

春休み…

■春休み早々左手人差し指の爪の先の間にフライパン洗いのブラシの毛を刺してしまってギターが弾けなくなってしまいました。化膿しているのか嫌な痛みがあります。なさけない(*_*) しかも、春休みに入って出勤すると頭と心を悩ますことが山積みで、しゃべりっ放しだと水分補給がどうしても後回しになって体が水分不足になっています。一度こうなるとなかなか体が戻りません。がんばってウォーター・ローディングをしないと本調子が出ません。重ねてなさけない((**__**))
■ウイングスティックのカレーに三度目のチャレンジをしました。イメージしている食感にだんだん近づいてきてはいますがどうもしっくりしません。スパイスを合わせる湯の量をぐっと少なくしましたがまだ多いようです。スパイスはきっちり入れる方がおいしい。だけど、旨みのようなものが足りない。鶏肉はやはりウイングスティックでないとその旨みが出ないのかも知れません。そして、トマトのおいしさももっと出てほしい。むずかしい!
■兵庫県西宮市の学校の医療的ケアのパンフレット(保護者たちが作る会による)を見てすごい!と思った一文があります。「関係性は専門性を超える」というみだしです。学校の先生の専門性である関係性について学校外の評価としてこれだけ明確に打ち出した文言は少ない。長野県の田中康夫知事も医療的ケアは子どもたちとの関係が深い学校の先生が行うべきだとの見解と聞いています。特別支援教育への移行に備えて日々悶々としている私にはとても心強い後押しです。子どもの育ちを支えるには子どもの理解が大前提であり必須条件です。しかし、これまで学校の先生の専門性が必ずしも明確でなかったことの理由のひとつが、それをきちんと説明し得る言葉を持ってなかったことと私は考えています。いくらいい実践があってもそのよさを伝える言葉を持たなくてはそのよさが伝わらないことがある。とかく曖昧になりがちな学校の先生の専門性について客観的な正当な評価がなされるときではないのでしょうか。学校の先生として実感することです。もちろん、障害がある子を支えるサポートについて教育だけでなく、療育、医療、福祉などの専門性も先生たちひとりひとりが深めることが前提です。
■今夜からNHKの地上波放送で「冬のソナタ」が始まります。私は一度も見たことがありませんが、ヒロインが勤める設計事務所の名前が「ポラリス」だとか? 私の携帯のメールアドレスにも「polaris」とあります。北極星の学名です。でも、私の「polaris」はアメリカの障害があるお子さんのサポートシステム「PATH」のチームがいつも感じていたいとするホープとしての北極星の意味です。メールアドレスのpolarisに続く431は地球からの距離431万光年からです。「冬のソナタ」のファンとよく間違われます。携帯といえば、docomoのFOMAを使って4か月ですが、FOMA1台でau2台分の出費です。テレビ電話以外にこれというメリットがないばかりかメールの遅延は困りものです。auの回線は残してあるのでまた戻ろうかと思案中です。今夜のテレビは里山やピアノコンクール、マン・レイなど気になる番組がたくさんあります。

2004/03/28

■少し前にテレビでいかりや長介さんの葬儀が放送されていました。バックにマーラーの交響曲第5番から『アダージェット』が流れていました。出勤間際の朝のことですがふと聴き入ってしまいました。こんなにきれいな音楽だったのかと…その夜、CDでじっくり聴きました。
■金曜日、勤務先の養護学校の修了式があって今年度の授業が終わりました。新学期は4月12日です。残務整理は意外に時間がかかって残業となってしまいました。バサバサと切るように事務処理をしました。
■ST(言語聴覚士)のアドバイスに自閉症の子たちのサポートの話がありました。自閉症スペクトラム障害の人は“健常”とされる人たちの中にもかなり多いのではないでしょうか。自閉症、PDD、ADHD、LD、AS、レット症候群、そして、MR、統合失調症、うつ、など。診断名はちがっても脳内の情報処理の不具合という点では共通のファクターがあるのではないでしょうか。厚生省(厚生労働省)のサイトでも自閉症の原因はセロトニンやドーパミンなどの不具合ではないかとの言及があります。キレーションも含めてテーマの核心について脳科学の視点からの検証が国家レベルでなされてもいいように思います。早くそうしてほしいし、社会福祉の面でも地域でもっと手厚いサポートがシステムとしてなされるべきです。そして、コミュニティで取り組むサポートはやはりTEACCHではないでしょうか。
■1週間前に満開だった桜並木が葉桜に姿を変えようとしています。なぜかその桜たちだけが早く咲きそろいました。淡いピンクの桜の花が今年はとりわけ美しくやさしく私の目に映ります。風に舞う桜の花びらに巻かれてしまいたいと、ふと思いました。これから本番の桜の季節はいつになく心ときめくひとときとなることでしょう。

2004/03/21

「砂の器」

■3月の日曜日のポコ・ア・ポコを行いました。19家族のみなさんに来ていただいて50人くらいのセッションとなりました。大勢ですがみなさんセッションの文脈を理解して参加していただきました。感謝しています。
■今日のセッションでは、私自身が音楽がよく聴こえていたように感じました。子どもたちの動きもよく見えて声かけをすることや、プログラムの細かなところはセッションをしながら組み立てることができてました。だからこそ、終わってから、あの時はこうするべきだったという反省がたくさんあります。
■終わりの大きなシャボン玉が子どもたちの頭の上でふっと消えてしまいました。こんなことは初めてですが、これで終わり!という区切りとしてはこんなのもいいかも…と思いました。あいさつをして『世界にひとつだけの花』を小さめの音で流しました。すると、残ったみなさんから手拍子が始まりました。私がシャボン玉を吹きたい子たちとひととき遊んでいるうちに歌が終わって、今度は拍手です。なんだかじーんときました。
■終わってから指編みの毛糸を探しに行きました。おめあては水色の太い毛糸です。シーズンオフ間近で半額とか! でも、思うようなのがなくて、いちばん太いのを買ってきました。子どもの指にはちょうどいいかも知れません。
■日曜日のポコ・ア・ポコの4月と5月の会場を予約してきました。その前に春休みのポコ・ア・ポコのスケジュールを決めなくてはならないのですが、自分の動向がわからないのでまだ決まりません。
■夜、TBSの「砂の器」のコンサートのシーンで音楽をじっくり聴くことができました。千住明作曲ピアノ協奏曲「宿命」 です。映像がまた悲しくて、でも、かつてそんな親子と出会っていたかのような、そんな感覚を覚えました。イタリア映画の「鉄道員」や「道」など、涙なしでは見られない、でも、見てしまうあの感覚です。
■金曜日、地元の小学校の卒業式に出席する機会がありました。たいへん落ち着いた空間でした。音楽はほとんどがピアノの生演奏です。「ビリーブ」「さくら」「さようなら」の3曲の子どもたちの歌とよくマッチして、生ピアノはこんなにもきれいな音だったのかと、いいものだとしみじみ思いました。歌があってもなくても、ピアノはただ指がよく動くといった技術だけでは聴く人の心に届く音楽が奏でられるわけではありません。テクニックはより高いものがある方がいい。でも、子どもたちといっしょに音楽しよう!という気持ちの方がずっと大事です。体育館の頭上のカラーテープがきれいでした。

2004/03/17

関係発達論

■小学校の研修会で病弱のお子さんへの支援について話をする機会がありました。このところ障害児学級の新設を控えてのレクチャーの依頼が増えてきました。特別支援教育を見据えてのことだと受け止めています。取り組みに感謝しています。できる限り真摯にお応えするように心がけています。
■質疑で自閉症のお子さんとの交流学習について質問があってあらためて思いました。自閉症のお子さんへのサポートはどのケースもオーダーメイドであるということです。お子さんの文脈を紐解いて、そして、その子らしく再び綾なしていくことへのお手伝いです。それにしてもサポーターの数があまりに少ない…
■今、私がいちばんお伝えしたいことは、子どもは関係性の中で育つということです。京都大学の鯨岡峻先生の関係発達論をいつも取り入れてお話ししています。関係発達論とは、例えば、「育てる者」と「育てられる者」という関係はひとりの中で同時に存在して、その両義性こそが人を育てるという考え方です。この両義性の存在を子どもに教えていくのが前世代の責任です。親は子どもから子育てを教えられながら親となっていくのです。教育における先生と子どもとの関係もそうでありたい。障害がある人とそうでない人との関係もそうでなくてはならないと私は考えています。

2004/03/14

ポストカード

■TBSの「報道特集」のキレーションのことですが、どうして教育プログラムが同時に必要かというと、キレーションを始めたその時から子どもの人生の文脈が書き換えられることになるからです。脳がリセットされるという仮説です。新しい文脈を急いで組み立て直さなくてはならない。ただキレート剤を飲んでいるだけではいけない。ABAなどの強力なリードがなくてはならない。番組で紹介されたお子さんは週40時間のABAのセッションを受けてみえるそうです。
■MacライクのOPERAにしてからブラウジングが新鮮に感じられて、今日はプリント待ちの時間に写真のサイトをずっと見ていました。ぐっと惹かれるのはやはりアートフォトとよばれる写真たちです。モニタで見るだけでも自分の中の何かが変わる、そんな感じがしました。それにしてもプリンタの遅いこと! PM2000C…5年も前のプリンタだから仕方ないか…モノクロでいいからレーザーのスピードがほしい。仕事の効率が上がらない!
■先週、自分が撮った写真をポストカードサイズにプリントすることがあって、写真をポストカードの縦横比でトリミングしたらすごく安定感が出て驚きました。よく使うワイド4つ切の縦横比に比べて若干広め。ポストカードの写真を見慣れているだからだろうか!? 安珠のサイト(リンクしています)ではポストカードのセットを販売しています。このサイズにこだわって作品を仕上げるのもいいな…と思っています。写真も身近なところで親しみたいもの。ポストカードサイズならどこでも置ける。
■写真のサイズといえば、昨日、『ハッセルブラッドの時間』(藤田一咲、枻文庫 2003)を本棚で見つけてぱらぱらと見ています。6×6のスクエアのフォーマットは魅力的です。デジタルだとスクエアのトリミングも簡単ですが、長方形のファインダーからスクエアの画像をイメージするのはむずかしい。
■MPVのリコールがあって修理に行って来ました。ディーラーにブルーのATENZAワゴンがあってその色に見とれてしまいました。

2004/03/13

クリスマスローズ

■10日に勤務先の養護学校の卒業式がありました。私は今の勤務校に赴任して6年です。いっしょに入学してきたお子さんたちの小学部の卒業式でいつになく感慨深いものがありました。卒業生を送る音楽は今年もリチャード・クレイダーマンの「フロム・ア・ディスタンス」にしました。ポコ・ア・ポコのフラップ・バルーンで使っている曲です。フィナーレの演出には欠かせない素敵な曲だと思います。
■昨日は志摩まで出張でした。あいにくの天気で海の色も冴えず、車を止める時間もなくて写真は1枚も撮らずに帰ってきました。100キロを超えるドライブでした。ずっと「the piano songs」を聴いていました。
■写真のサイトを作ろうと無料のホームーページスペースを確保しました。少しずつ作品をアップしていこうと思っています。
■この頃EOS-D30がフル稼働です。毎日7キロのバッグをかついで仕事をしています。レンズはEF20~35mmF3.5~4.5です。D30だと32~56mmでちょうどスナップ向きです。このレンズはISはないもののとにかく色がきれいです。逆光でもフレアが最小限でわずかに回り込む光がとてもきれいです。D30は評価測光が迷いに迷ってどうしようもないけどヒストグラムで確認しながらどうにか補正して使っています。カメラのコンピュータとの知恵比べです。ニコンならこんなことはないけど迷うおもしろさもない…かな? でも、レンズはやっぱりキャノンがおもしろい。ちょっと危うい色と線の細い描写がいい。デジタルの鉄則に反してハイキーで飛ばすのがこの頃のこだわりですf(^_^);
■クリスマスローズが咲き始めました。一昨年に株分けをしたら次のシーズンは咲かなくて、やっと咲いたという感じです。でも、クリスマスローズは今頃咲くのだったかな?

パール・バック『母よ嘆くなかれ』

音楽療法の研修資料で前に作成したスライドからパール・バックの引用を使うことにしました。ポール・ノードフ、 クライブ・ロビンズ著、望月 薫訳『障害児教育におけるグループ音楽療法』(人間と歴史社 1998) に寄せたパール・バックの「序」の一部です。 遅滞のある、ゆっくりと考える人た...