2012/09/30

「極上美の饗宴」

NHKの番組ですでに終了とのこと。HDDに録画した番組をDVDに保存するべくこのシリーズのふたつの番組を観ました。ひとつはフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」、もうひとつは速水御舟の「炎舞」です。「真珠の耳飾りの少女」には写真家の篠山紀信、「炎舞」には日本画家の松井冬子が解題に臨みます。物理的な真実と表現の真は造形というプロセスを経て作品となることがていねいに描かれています。

先週、神戸市立博物館で開催されるマウリッツハイス美術館展のチケットを買い求めました。「真珠の耳飾りの少女」と会える日を楽しみに密度を高めた毎日を送りたいと思う。

台風になぎ倒された彼岸花が物言いたげに映える今日でした。

2012/09/23

あまカフェ

今日はあまカフェへ。障がいのある人たちの働く場の新しいチャレンジですが、そうと知る必要もなく、真っ向からのビジネスがそこにありました。建物や様々な意匠、メニューからはクオリティ志向のカフェであることがすぐにわかります。知りたいことはたくさんありますが今日は自分の肌で感じることが目的でした。

帰路で聴いたNHK-FMの「きらクラ」のゲストは漫画家のさそうあきらでした。クラシック音楽を題材にした漫画を描く作家とのことで、絵と音楽との狭間の話は興味津々でした。モーツァルトのピアノ協奏曲第20番やグールドが弾くバッハのトッカータト短調等々、ずっと聴きたいので途中で高速道路から下りて山の中の道をゆっくり走ってきました。

今朝はツィッターで気になるつぶやきがいくつかあって、フランスのASD(自閉症スペクトラム障がい)を巡る状況は詳しく調べていきたいと思いました

2012/09/17

9月のポコ・ア・ポコ

今日は台風の影響でポコ史上最悪の天候でした。その中、7家族のみなさまに来ていただきました。少人数ゆえ一人ひとりのお子さんとのコンタクトもしやすくて、動作のデテールに一層気をつけることができたように思います。荒天の中、無事にお帰りいただくことを願っていました。

今日は新しい、といっても中古で買ったアンプを初めて使いました。大きさも重さも1/3くらいですが音は同等に思いました。インプレッサの狭い荷室にもコンパクトに収まって可搬性も高く頼もしいアイテムです。PAの音はメッセージ性に富んでいるといえるでしょう。

音は注目するべき方向から聞こえてくるべきものと考えています。学校の体育館などの音響を整えることは子どもたちの集中力を高めることです。機材も設定も大事。もちろん、話し方や声の出し方も大事。PAの音作りはもっと注目されていい。

2012/09/15

らじる★らじる

NHKのラジオ放送のネット配信“らじる★らじる”はFMを“チェック”したことのある世代にはまたとないサービスです。FM放送は私のようなお金のない学生にも一流の演奏を遍く提供してくれて、今の私の相当な部分はFM放送なくしては在り得なかったと思っています。CDやiTunes Storeはどうしても求める音楽に限られた接点となってしまいます。FM放送はある意味でプッシュ配信です。聞き流しているときに一攫千金の邂逅があるものです。フリンジを知ったのも車でNHK-FMを聴いていたときのことでした。CDが届いて聴き入っていますが、やっぱりマリナー盤がよかったな・・・

8月末のNHK-TV「桃源紀行」は京都伏見の特集で、この中の音楽が秀逸の選択と何度も見ています。伏見は住んでいたこともあるのに造り酒屋など1回も訪れたこともなく、それ故のノスタルジーもあるというもの。

2012/09/08

東海学校保健学会

 朝から東海学校保健学会へ。初めて出席する学会で、いささか勝手がちがうものの特別支援教育にかかる演題もあって学びの機会となりました。発表時間は1演題7分で、教育関係の研究会とは比較にならない短さです。時としてピンポイントのそうした発表がすっきりしていてよく分かると思えることもありますが内容次第です。今日は自分自身が統計の技術を知らないことを痛感しました。学ぶべきは統計学か。

帰りに大きな文房具店に寄りました。そこは昨年まで知らなかったのが不思議なくらいの品揃えと規模です。今日は丹念に見て回りました。お香のコーナーもあって店内はほんのりとお香の香りがします。文房具は“高級”万年筆からちょっといいノートやトラベラーズノート、モレスキンなど、知る人ぞ知る品々が一揃いありますが、UNITED BEES(ユナイテッド・ビーズ)が置いてあったのには驚きました。2013年のダイアリーも。UNITED BEESは倉敷の伝統の帆布に先染めの糸を織り込んだ新しいデザインのブランドで、私はA5ノートにそのデザインのリフィルを使ってます。身の回りに置いてあると視覚的にほどよくはなやかでいいものです。ただ、置いている店が少なくて大都市の文具店で見かけるだけでした。さて、なぜUNITED BEESに注目するのか。それは地方ならではのブランドだからです。循環型で持続可能な地域社会、少なくともそうした地方の経済の仕組みができるところから立ち上がり、障がいのある人たちの就労の場として成り立つべく耐えうる仕組みとしていきたいからです。全国には学びたいブランドがいくつかあります。学びたいのはその知恵です。

2012/08/31

JAZZ

そろそろ夏の疲れが出てきて睡眠時間が少々長めです。8月の勤務状況をウェブで月単位表示にしたら、なんと、22日中12日が出張という1か月でした。そんな慌ただしさが一段落して夕焼けがきれいな頃になってきたと思っていたらあっという間に9月です。今日は午後から市役所などを回って諸々の手続きをしてきました。9月までの持越しをせずに済んでほっとしました。
NHK-TVの「美の壺」のBGMはJAZZでこれがすごくおしゃれです。市内にはいつもJAZZが流れている書店があって仕事の帰りに寄るとリフレッシュします。先日の葬儀でもJAZZが流れていて音楽のもつメッセージ性の力をあらためて実感する機会となりました。そして、音楽がつなげる「縁」の不思議さもあらためて知るところとなりました。ちょうど『エヴァンスを聴け』(中山康樹 ロコモーションパブリッシング 2005)を古書で買ったばかり。音楽つながりが開く展開に心してかかろうと思う

2012/08/24

物書き、ということ

芥川賞受賞作、鹿島田真希著『冥途めぐり』を読みました。小説を読むのも久しぶりなら小説にこんなに圧倒されるのも久しぶりでした。主人公の出口の見えない半生と夫の突然の発病と後遺症が自分の恢復の糸口になる設定は小説の世界だけではないように思いました。多分に宗教的な香りもしますが、こうした恢復と思しきあり様はどこか宗教的なるものを超えたひとつのモデルをも感じさせます。こんな人はたくさんいるのかも知れないと漠然と思う。『冥途めぐり』はこれからも気になる作品となるでしょう。
ここしばらく一定の文書にまとめる作業をしていて、どの時点でどのような表現にすべきかと、絶えず意思決定を迫られているかのように感じています。これも『冥途めぐり』を読んだことが関係しているかも知れません。今日は、ふと、辻邦生の執筆スタイルについて書かれた遠藤周作のエッセイを読んだことを思い出しました。辻邦生は早起きの生活で、きちんと削った鉛筆を数本用意して朝から執筆していたとか。彼の文体に心酔していた私はこのエピソードに腑に落ちる思いがしました。作家たちは一文一語に意を込めて作品としていくのだと、不思議なリアリティを覚えました。ここしばらくは自分自身がその営みの真っ只中にいるわけで自分を追い込んでいるところがありますが、それも心地よさがあります。
長野の出張では思いがけずiPhoneが活躍して、写真と録音はiPhoneで全部すませました。iPhoneのカメラもボイスレコーダーも、今まであまり使ってこなかったのが不思議なくらいでした。やってみればボイスレコーダーで録音しながらカメラも使えて、これがマルチタスクかと。カメラはHDR(high dynamic range)機能を試しました。結果は○も×も?もありですが使うこと自体はこんな絵作りもあるのかと面白く思いました。酷使するとiPhone4Sのバッテリーは12時間前後で赤表示になりますが、とっさの記録ツールとして頼りになることがわかった次第です。

2012/08/18

空の色

ここしばらく週末がまとまって空いていることがなくて、この週末も明日から長野に出張です。調べると長野市はJRでも意外に時間がかかることがわかりました。自宅からは5時間余の行程です。ホテルに缶詰めの3日間ですが今回はランニングシューズを持って行きます。

このところ空が高く澄んで山も田畑も色鮮やかで見ていて飽きません。デジカメはそうそう持ち合わせてはいないのでiPhoneで空の写真を撮っています。ウエザーニュース・タッチで空の写真を送ることもあります。そして、今年の夏はとりわけ空がきれいに感じられるのはどうしてだろうと、ふと、考えたりもします。そんなこともあってか、自然のほかの色に目が止まることが多々あります。そして、これはベルビアの色だ、プロビアかな、これはコダクローム調などとあれこれ考えます。フィルムを使っていた頃はフィルムの色調がすべてといってもいくらいで、いい換えると欲しい色によってフィルムを選んでいたわけです。ベルビアは今も私のイメージカラーのひとつで圧倒的な存在感があります。EOS5Dmk2のカスタム設定のひとつはベルビア調にしてあります。そんなふうにデジタルはカメラの設定やレタッチで欲しい色が出せるようなオールマイティーと思われがちですが、デジタルはそう簡単ではないから困ったもの。特定のカメラでしか撮れない絵があるように思います。ああこれだと自分の目に適う絵、色調はもちろんのこと、コントラストや解像感、輪郭などの線の細さ、合焦ポイントから外れていくデテールの滑らかさ、等々、受光素子の特性や画像処理エンジンのチューニングなどはフィルムを換えてどうなるというようなものではないように思います。こうなると次々とカメラを揃えなくてはならない羽目になりますが、運良くこれだというカメラやレンズと出会うことがあります。しばらくこれでいこうとなるわけです。他にも気になるカメラはありますが、それは、見ない、見ない。

2012/08/12

ミュージック・ケア全国セミナー

今年のミュージック・ケア全国セミナーは新横浜での開催で、私は3日間の2日目、昨日だけ参加しました。ワークショップは重度心身障がいと精神障がいに出ました。新しい情報とともにそれぞれのセッションのスタイルが勉強になりました。「自分のキャラクターに合った曲」を選ぶことも大事という一言が腑に落ちました。そして、「鑑賞に始まり、鑑賞に終わる」という加賀谷先生の言葉にはっとさせられました。基本をしっかり守っていくことは大事ですが、新しい曲に向かうということは聴く力を磨くことでもあって、これまでの基本の曲の聴き方も絶えず吟味していくことにつながります。音楽の聴き方がいつの間にか一面的になっていたのではないかと反省しました。また新しいスタートです。

セミナーではなつかしいみなさんとお会いできて近況など情報交換をしました。宇佐川浩先生が亡くなられた後、志を継いで関西で研究活動を始めた知人はブースを設けていました。いい刺激になりました。

今回は往復とも夜行バスで1日参加という強行軍でしたが意外にも疲れずに帰ってきました。それから実家に行ってお盆の準備などをすませました。ところが、それから帰宅したところ、リビングでここ何か月もなかったほどの深い眠りに落ちてしまいました。緊張の糸がやっとゆるんだようでした。夜は近くのイタリア料理店に行って久しぶりにイタリアンを堪能しました。料理も数少ない定番ばかり作るのではなく、また、新しいメニューにチャレンジしようと思いました

2012/08/05

8月のポコ・ア・ポコ

8月のポコ・ア・ポコは7家族のみなさまにご参加いただきました。今日は三重ミュージック・ケア研究会の会員も研修で参加しておとなが多い目ということもあってか、すごく行儀よく始まりました。これに驚いた研究会の会員もいましたが、ポコ・ア・ポコのちょっと整然とした姿はこれまでの積み上げだと思っています。子どもたちのがんばりもあり、保護者のみなさまのご理解のたまものと思っています。

パール・バック『母よ嘆くなかれ』

音楽療法の研修資料で前に作成したスライドからパール・バックの引用を使うことにしました。ポール・ノードフ、 クライブ・ロビンズ著、望月 薫訳『障害児教育におけるグループ音楽療法』(人間と歴史社 1998) に寄せたパール・バックの「序」の一部です。 遅滞のある、ゆっくりと考える人た...